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2008年05月29日

●筆字


弔辞の清書。
筆字って苦手だぁ。

縦書きの言葉、滲む文字。
三年前の四月にも夜中に書いたのを思い出す。

じいちゃんは桜の頃
ばあちゃんは若葉の頃

お別れを告げる。

骨になっちゃった ばあちゃんは、すっごく小さい。
分かっていたけど、もう体は居ないんだね。

ばあちゃんお気に入りの、デイケアの若いスタッフの方が言ってた
ばあちゃんのおかげて決心したんだって。
この仕事を本気でやっていこうって。
ばあちゃんは、優しくて、いつも笑顔で「ありがとう」って言ってる人だった。接することで教えられたんだって。

すごいや、ばあちゃん。

厳粛な気持ちになるよ。

大事に時間を過ごそう。

2008年05月28日

●友の愛


ちかさん、豆ごはん好き?
大好き!

応えたら、持ってきてくれた。彼女のお母さんお手製の豆ごはんとコロッケ。

嬉しいなぁ。

パクリ。おいしい!
記録に留めたくて歯形つきを撮影。

目に見える愛情。
示してもらえる喜び。
お腹に入って細胞に染み渡る。

お料理って愛情だよね。

Thanks for caring me,Seika.

2008年05月25日

●誓い


ばぁちゃんの魂、体から離れた。
遺影を送ってくれたのは妹。

故郷では、今日ばあちゃんが綺麗にお化粧されて花に囲まれて棺に入った。

明日も私はマイクを持つ。ばあちゃんが火葬される時間に私は「喜びの日」を進行する。

私は自分の仕事に誇りを持ってる。心から私の仕事を愛してる。
駆け出しの頃から覚悟は決めてる。
替えが効かないんだ。
腹くくってるんだ。とっくに。

確かに体の中に揺れはある。でも外に出しはしない。
魂になって漂う ばあちゃんに、
私がどれだけプロフェッショナルか、今日は見てもらえたと思う。

本当の笑顔は
深く強いものなんだって、とも子先生が言ってた。
今なら体で分かる。

生半可な覚悟じゃないんだ。

不思議なことに、動かせない仕事の日を避けて葬儀がきまった。
不思議なことじゃないね、必然なんだね、ばあちゃん。ありがとう。
ばぁちゃんに触れられなくても「お別れの場」には行ける。
感謝の気持ちでいっぱい。
ばあちゃんに誓うよ。
私、人生をしっかり見据えて生きてく。生き抜く。
仕事だけじゃなく、人生を自分自身を誇れるように。
見ててね、ばあちゃん。

2008年05月24日

●ばぁちゃん、ありがと


Things happen for a reason.

何故無理してたった一日の滞在でも松本に帰ったのか、意味が分かった。

夕方、父から電話があった。
「おぅ、ちか。ばーちゃん5時19分に目ぇ閉じたでな」
報告だった。

元気だったのにな。
そうか。
そういうことか。

美しいものが、美味しいものが大好きな ばぁちゃん
いつも手鏡でお化粧してた ばぁちゃん
ストレッチマスカラに興味津々の ばぁちゃん
目を細めて「遠くからよく帰ってきたわやぁ」って笑う ばぁちゃん
おこずかいを渡したくてウズウズする ばぁちゃん
「ちかの肌はキレイだわやぁ」と眺める ばぁちゃん
ちかの赤ちゃんを抱っこするまでは、って私を泣かせた ばぁちゃん

ばぁちゃん、ありがとう。
できること、できないことがあって ごめんね。

明日も明後日も、
「おめでとうございます」って言葉に魂込めるの。

ばぁちゃん、見ててね。

待っててね。

2008年05月22日

●一歩づつ確実に


素敵な人だなぁ
今伝えなくちゃ
チャンスは二度と無いかもしれない!

名刺を持って「友達になってください」と挨拶して一年。
この日、一緒にぐい呑みで日本酒を。

彼女が魅力的なら、彼女の友人も魅力的。
「このあと行きますか?」の誘いに二つ返事。
迷っていたらチャンスは通り過ぎる。
とにかく掴む。
瞬発力も握力も日々の鍛練。

私が好きなのは
生き生きしている人
輝いてる人
魅力的な人

共通しているのは
笑顔が素敵なこと
人生を楽しんでること
仕事を愛していること
言い訳がないこと
ポジティブでいいエネルギーを発していること

毎日一歩づつ、より良くなってる。
そう思える自分が誇らしい。

no more negative in my life.
気付いてから積木をひとつづつ重ねるように毎日を重ねて来た。
なりたい自分への距離が日々縮まってる実感。

故郷のお酒「七笑」(ななわらい)

2008年05月18日

●SandyTrip ワンマンライブ


真摯に、音楽に正面から向かう人達。
大事なものを続ける為に、いろんなことをひとつづつ選択し続ける覚悟と勇気に私は拍手を送りたい。
簡単な訳がない。

ステージに立つと、そんなことは一切微塵も感じさせずにパーフォーマンスを見せてくれる。
生き生きと命を瞬かせて。

魂が燃えている。

まっすぐに胸の真ん中に届く想いがある。
優しくて包み込むように、でも胸に強く届く情報は、愛だと思う。

彼等に関わるスタッフの皆さんも素敵な人ばかりで、ご一緒させて頂けるのが光栄。
それぞれの能力が高くて気持ちがいい。

合間にこっそりホールへ。
命の瞬きと家族愛を見せてくれる映像が終わると同時にすっとステージ中央に歌姫が進んだ。
幻想的なライトに照らされて。
カズさんの奏でる音楽が聞こえてくる。
優しく温かく抱きしめられるみたいに会場に満ちるサンディの世界。

次の大好きな曲のサビの繰り返しで歌姫が客席にマイクを向けた。
気がついたら歌っている私の声は震えていた。

私の住む港町には、こんなにも五感に訴えかけるアーティストがこの地をホームグラウンドにしている。
嬉しくて、誇らしい。

年齢層が巾広いファンの皆さんが嬉しそうにCDやグッズを手にしていた。

そうよね、サンディっていいよね!
口には出さないけど私の気持ちは体から勝手に出ていって
目が合っただけで嬉しくて笑顔になっちゃうんだ。

一期一会。期間限定チームに感謝してお別れ。

美しく光るお月様を見ながら歩く私の心は幸せだった。

素敵な時間と出会いに
ありがとう。

2008年05月16日

●父とドライブ


おう、チカ
けえってきたかや

玄関に迎えにゆくのは、紛れも無く、ちっちゃいチカ。
ただ一日でも行こうと時間の確認もせず予定を立てた馬鹿娘の私。
帰りの飛行機は羽田発9時半。
それなのに松本からの始発、新宿着9時半。
山梨県の大月駅の始発に乗ると間に合うからと夜中の3時に起きて送ってくれた父。
Things happen for a reason.
いろんな話をした。
その中から二つだけ書き留める。

ひとつ。
親友たちの死に触れて。
惜しい人が早くに迎えがくる。
さしずめ俺は人生の補習を受けてるとこだって笑ってた。
まだまだこっちでやらなきゃいけないことがあるから残されたんだろうって、父。
おじちゃんたちは向こうの人手不足に借り出されたんだろね、と私。
向こうで役に立てるように、こっちでスキルを磨いておかなくちゃ。魂をピカピカに。

もうひとつ。
将来のこと。
「どこに居ても、行っても大丈夫になりたい」って私は前日に両親に話した。
まだ暗い大月駅のベンチで一緒にサンドウィッチを食べながら父が言った。
「こっちをホームグラウンドにしたらどうだ」ニコリ。
「んー」私は、もぐもぐしながら考えた。

じゃあ、またね。
お父さん、ありがとう。
おう、元気でな。
改札の前でHUGをした。
改札挟んだ向こうとこっちで、また手を振った。
反対側のホームの電車に乗ったら、また父が改札に現れて手を振ってくれた。
じゃあ行くでな、元気でなって。

はじまりの朝を突っ切って電車は進む。
山梨の新緑の山々を窓に、父の言葉を噛み締めた。

そうかぁ
世界中、日本中飛び回っていいんだ。
アウェーに行って戦っていいんだ。
ホームを松本に構えるのもアリなんだ。
佐世保と行ったり来たりもアリなんだ。

私は自由で、こんなにも愛されてて、まるごと認めてもらってる。

この旅で会った人達の中に一ヶ月の半分を沖縄に住み、新宿にオフィスを構えて飛び回ってる人が居た。
キラキラしてた。

私、飛行機に乗るの好き。旅が好き。
人に会うのが好き。
飛び回るの好き。
未来は私の手の中に。
決めて進めばいいだけ。
なんてシンプル。

大好きな お父さん、
まだまだ元気でいてね。

2008年05月14日

●ピカピカに磨こう


生きてて良かった。

美しくて実力もあって
しかも向上心がある女性達と一緒に過ごす時間。

居られるだけで、同じ空気を吸えるだけで幸せ。

飛行機が早過ぎて始発だと間に合わなくて。
松本を出発したのは午前3時。
大月駅から始発のJR、
浜松町からモノレール、
羽田から飛行機、
大村空港から車で長崎某所。

強行軍には理由がある。
どんなに大変でも、その場に居たかったの。

私の居たい世界には、卑下も悪口も迎合もネガティブも要らない。
受け入れ合い認め合い、共に向上してゆく。
人生が感じられる笑顔と声と身のこなし。美しい人達。
私、どこまでも追いかけてゆきます!
そして皆さんみたいにピカピカになります!

智恵子姉さん、チャンスをありがとう。
玲子ちゃん、誘ってくれてありがとう。

全ての出会いに感謝
ありがとう

2008年05月13日

●母の愛


たった一日だけだけど、一緒に居られる時間を大事にしよう。
母の日、私は小さな娘に戻った。

うたた寝。
寝転がってTVを見てる父の背中に私の背中をくっつけて。

祖母のお見舞い。
おこずかいを渡したくてウズウズしている祖母。

蕎麦を食べに行く。
山葵が鼻にしみる。もくもくと食べる。

叔母のお見舞い。
涙目で私の手を握るおばちゃん。

松本市美術館へ「Albert Anker」展を見に行く。
父、駐車場で昼寝。
ハイジの国の画家の柔らかなやさしい絵画たち。「チカと来れて良かった」と微笑む母。

バンビのマークの行きつけのパン屋さんに買い物。
お気に入りのパンが売切れと残念がる両親。

「今日フィンランドは『おかあさんの日』なんだって、元気?」と突然の国際電話をかけてきた妹。
「日本も母の日だよ!」とつっこむ母。
「えー!ごめん忘れてた」とナイスな返しの妹の声が受話器から漏れる。ゲラゲラ笑う私。

松本平は見渡せても、山は霧で見えない。冬みたいな寒さ。
一年ぶりに帰郷した娘に、故郷の美しい景色を見せられなくて悔しがる母。
急に寒くなっちゃってと私の体を気遣う母。

大丈夫だよ。ありがとう。
優しい中の強さ。
この世に私を送り出し、育ててくれた女性。
お母さん、あなたの娘で幸せ。
今は心配ばかりかけるけど、スタートラインを見守っていてね。

愛、細胞レベルで吸収。
母譲りの愛情を、私は小さな港町から発信する。
「ありがとう」五文字に愛を込めて。届くように祈りを胸に。

ただいま、佐世保。

2008年05月12日

●人生を楽しむ


久しぶりに会えた先輩は、隣に美しい人(声も話し方もたまらなく可愛かった)とワンちゃんたちと一緒だった。

相変わらずイタリア系の先輩。
待ち合わせ電話をして切り際に誰かに説明しているらしき言葉が聞こえて来た「これから女の子が来るから」。
スペイン語でCHICAはGIRL。
間違ってないんだけど、きっぱり言われると、なぁんか照れる。
お会いしたら開口一番「キレイになったね!」だもん。
もう、嬉しいに決まってる。
こういう人が女性が女性らしく居られるように働きかけてくださるんだなぁ。

短い時間だったけど楽しくおしゃべりをして別れた。

仕事もプライベートも楽しんでいる人生の先輩、
その姿勢から学ぶことも多い。

時間を下さって、ありがとう。

2008年05月11日

●変わらない笑顔


突然のメールにびっくりしながら、それでも「遊ぶ?」って返事をくれた。

大好きなカフェで素敵な人達に会った後で、古くからの友人にも会えた。

首都圏の夜景を見ながら居酒屋で乾杯。

変わったことといえば、私が化粧していること笑。

時って簡単に遡れる。
お仕事で上京したのに、こうして懐かしい顔まで見れるなんて、やっぱり私はツイてる。
嬉しくてたくさん話した。
頭をぐりぐりって、いいこいいこしてもらった。

また何度も来れるようにお守りを買った。
suicaカード。
以前、このシステムを作り上げたチームのカップルの披露宴の司会をしたことがあるんだぁ。
懐かしいなぁ。

「もっと早く連絡しなさい」って怒られた愛情も嬉しかった。

出会いは大きな宝物。

●「 24 」クロエのサイン


もう「24」見るのも止めちゃったけど。ちょっとミーハー心で。
可愛くない写真だけど、これも私。ふふふ。

お仕事で来てはいるけど、遊びも忘れない♪

これからを見据えて、また一歩踏み出そう。
どんなに褒められたって
求められたって
ただ嬉しがってるだけだったら今までと1mmも変わらない。

私も、得意を伸ばして苦手も越えてく。
飛び込め、わたし。

2008年05月08日

●開かれた世界


吹き抜けの高い天井

聞こえてくるのは
右から英語
正面からイタリア語
左からフランス語
あとは・・・なんだろう

私が憧れるのは、こんな空間。

五年後、十年後、なりたい自分になる為に今しなければならないことから逃げるのは、もうよそう。
このままじゃ自分のお金で妹を訪ねていくことすらできない。
そんなの嫌。

会いたい人が世界中どこに居たって飛んでいけるようになりたい。
なる。


沢山のことを学びながら、インタビュアー。
人の役に立つことが、私の役にも立つんだ。

無駄なことなんて人生に一瞬も無い。

2008年05月07日

●偽らない飾らない


なかなか過酷なGWだった。
でも、忙しいのは仕事があるってこと。
有り難いことだわぁ。
へとへとになりながらもしゃんと仕事をこなせた支えのひとつに、私をふわりと取り囲んで癒してくれたエネルギーがあった。

先日、一生懸命に想いを伝えてくれた人が居た。
働いてる私が輝いてるって。
魅力的なんだって。
ありがと、でも私の一部だけで何も知らないじゃん。
知ったら引くだろうと思って、歳も、越えてきた過去も、間違った恋に未だ揺れている現在もぶちまけて話した。
いい勉強だし。
聞いたら余計に好きになったと言われて逆に面食らった。
えーと、正直嬉しかった。
でもロマンティックに流されずに気持ちに応えることはできないって言えた自分が誇らしかった。

日本人の女の子がみんな簡単だと思ったら大間違いだよ。
君みたいな日本人の女の子は会ったことがないって言われた。
ええ、なにせ私の先生は素敵ですから♪

もう二度と会う機会も無い人にドラマチックなひとときを頂いた。どんな魔法だろう、まだエネルギーに守られてる感じがする。
悪くないなぁ。
ありがとうだらけ。
元気でいてね。

2008年05月05日

●出会いは宝物

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画像提供:きーやんさん
ORIENT EXPRESS with CHIKA

一度出会えてから縁が繋がる人も
期間限定のお付き合いの人も
もうきっと会うことはないかも知れない人も
出会いは、素晴らしい

たった3日間だけだけど、毎日顔を合わせていた人たちとサヨナラするのは胸が切ない。
心通わせることのできる人との出会いって本当に貴重。

頂いた仕事で出会えた素敵な人。
颯爽と仕事をこなす、美しい年上の女性。

どれだけ素敵な人か
その仕事で、ラッキーなことに見目麗しい男性に囲まれて(しかも制服姿。ここポイント笑)
チカ!チカちゃん!と呼ばれて可愛がってもらているにも関わらず
その女性の個人携帯番号と携帯メールアドレスを手に入れるのに懸命になるくらい。
「そっちじゃなくて、こっち?」と笑われた。
笑われたって構わない。大事なことは自分が一番よく知ってるもん。
とても忙しいお姉さんだけど、今度絶対プライベートで約束を取り付けよう。
なんとしても縁繋ぎたい私なのでした。

歳を取るが楽しみになってきちゃった。

●ダブルブッキング


先日のこと。
現場に入ったら他のMCが居た。
ダブルブッキング。正直凹んだ。
他をキャンセルして仕事しに来ているのだもの。

しょんぼり。

でもすぐに「ダブルなら足りてる。誰も悲しくない」前向きに考えられたのは過去の経験があるから。


司会者不在事件に関わったことがある。
確認ミスが発覚したのは当日。
A会場に向かっていたら、他のB会場から電話が入ったことがある。
「今どこですか?もうすぐはじまります」
B会場には翌日入るはずだった。
こんなことがあるなんて。
動揺必至。自分が担当する目の前の仕事に影響が出そうで必死に堪えた。
あんなにも切なかったのは初めてだった。
その日、B会場は司会者不在。会場の方が進行をしたという。
新郎新婦は、そんなことにもめげずに来てくれた皆さんに感謝して時を過ごしたと美容師の先生が後日教えてくれた。
胸が痛い。
私も会場もエージェントも、再度確認をしていたら、防げた事態だった。私も有罪。
人のせいにして楽になりたかった。

だから、
足りないより、私が余るならいいやー・・・と、その日のイベント会場で思えた。
何事も経験。
同じ間違いを繰り返さないように生きていくしかないもん。
またサインなんだ。

2008年05月04日

●想いを込めて


「新郎のお父さんの席は影膳です。」
現場のミーティングで初めて知る。打ち合わせ無し当日資料。
どんなことがあっても進めてゆくのがプロフェッショナル。

「お父さんは二週間前に亡くなりました。
それでも披露宴をする気持ち汲んでください。一人一人が心に留めて行動してください」

同じ動作でも、同じサービスでも、違うの。
私も、言葉に込める想いが違うの。同じ言葉だけど、違うの。

亡くなった方は、祝いの席に入るのが難しいと何かで読んだ。
「一緒に入りましょう」って言うと入れると。
誰かがしているとは思うけど、もし誰もされてなかったらと思って
私は披露宴直前に扉を開けて心の中でお話した。
「おとうさま、こちらです。お席にご案内します、どうぞいらしてください」
席に案内して会釈をして離れた。

誰も何も触れないけど、親族席では事あるごとに目頭を押さえる皆様が。

花束贈呈の時もご案内した。
「おとうさま、こちらへどうぞ」

レクチャー台で進行してゆく。
新郎新婦が花束を持って歩き出した時、私の後ろから声がした。

「ありがとう」

誰も居なかった。
女の人みたいな声だった。

誰かに御礼を言われたらしい。