●意地悪を生む心
実家へ電話した。
妹二人と母と代わる代わる話した。
いろいろ衝撃的なことを聞いたんだけど、その中からひとつを書き残すことにする。
私の一番下の妹、先日保育園へ参観に行った時の話。
姪(5歳)のお友達が、トコトコと妹のところへやって来て言ったのだという。
「モエちゃんのママ、モエちゃんね、○ちゃんに意地悪するの」
妹は衝撃を受けて立ちすくんだという。
その子が教えてくれなかったら妹は知りようがなかったのだ。
親の前でも先生の前でもイイ子の意地悪。もうちょっと大きくなったら「イジメ」に成長する。
妹は昨年離婚している。
姪は、寂しかったのだ。いつでもぺったりくっついている家族だったから。
離婚してからママの前でも実家でも、パパの話はピタリとしなくなった。
雰囲気を察知して抑えているのが稀に訪れる私にすら分かった。
5歳にして、大人の顔色を伺う子供。
あ、これ言っちゃいけないと思うとき、彼女は決まって口をつぐんでクルリと目を動かす。
私は、無理をしているなぁ・・・・と思っていた。
そうやって我慢しているのに、他の事で納得いかない「ごめんなさい」を言わなきゃいけなかったり。
弟と喧嘩しちゃったりすると、やっぱり怒られちゃう。精一杯いい子にしているのに、伝えるボキャブラリーも少なくて爆発しているのも見た。
そんな捌け口がお友達のところに行っちゃったんだろう。
そのお友達は、意地悪されながらも仲良くしてくれていたらしく「モエちゃんパパ」の話を聞いたんだと妹に話したんだそうだ。離婚に至る状況を子供の描写でこと細かく、そんなことからあんなことまで。
お友達が姪の危ういバランスを保っていてくれた。
いろんな事情で「もう子供たちとは会わない」と決めていた「パパ」に、妹は連絡したんだそうな。
「パパ」のアパートで子供たちは川の字になってお泊りしたんだそうな。
想像するだけで涙腺の緩いオバちゃんは切なくなっちゃうのだよ。
何年も生きてる大人だって人恋しいもん。
生まれて数年のチビは、そりゃ寂しいよなぁ。
その後、意地悪は収まったという。
たまに充電しにいかないといけないよねぇ、と電話のこっちと向こうで話した。
「いじめ」は何かの捌け口なのかも。
愛情が不足すると人間は誤作動を起こしてしまうエピソード。
私は自分の内側を愛情で満たして、外へ向けられる人になりたい。
とりあえず、今度姪と甥に会ったら「ちかちゃんしつこい!」と言われるくらい追い掛け回してHUGしてやるぅー!と思う私の愛情が千里を駆けて今毛布にくるまってるチビたちに届きますように。
愛してる、愛してる、愛してる!