2006年4月23日
ファンが毎日指折り数えて待っていた日が来た。
週間予報で雨が心配されたが、当日は「晴れわたる空」
佐世保コミュニティーセンター5階は熱気で溢れていた。
エレベーターが開くと目の前に、当日券と6号グッズのコーナーがある。
当日券売り場の右横には大きな黄色のフラッグ。
左奥には寄せ書きのコーナーにも人が群がり
チケットもぎりの受付には、開場前から既に列ができていた。
買ったばかりの6号のTシャツを着ている子。
手作りの6号のロゴや応援する言葉を書いた服や旗も見える。
首に6号おなじみの黄色のタオルをしている子もいる。
手首には6号ロゴのリストバンド。
若い子ばかりじゃない。お父さんお母さん世代も黒や黄色の6号カラー。
なんだろう、このエネルギーは。
開場時間となり、並んでいた列は薄暗いホールの中へ動き出した。
ステージスクリーンに映し出された6号の「五月」「約束の場所」のPVが繰り返し流れる。
ワクワクが高まる。
「ごめんね」のサビを嬉しそうに歌うTV佐世保のレポーター田川さんのおしゃべりの後、
開演アナウンスに続いてブザーが鳴り響く。
スポンサーのCMは6号メンバーのたどたどしいナレーションと、6号のレアな曲が耳に新鮮。
CMが続いた直後、画面には数字がカウントにあわせて減っていく。
あわせて数字を叫ぶたくさんの声がうねって、ひとつになっていくのを感じた。
知っている「五月」が大音響の違うアレンジで響く。
メンバーそれぞれが大写しにスクリーンに映り、大音響に負けない歓声がホールに響く。
6号の四人の姿が、薄暗いステージの上にそろうと
ステージ前に移動する集団のヴォルテージが跳ね上がるのを肌で感じた。
セットリスト(曲名と曲順)は以下のとおり
「五月」
「晴れわたる空」
「ごめんね」
「simple」
「永久に」
「弱点」
「ノートブック」
「ダンシング」 ←新曲
「現在」
「風」
アンコール
「ずっと傍にいて」
「約束の場所」
会場内には6号ロゴのうちわが振られていた。一体何本あるのだろう。
グッズ売り場に「うちわ」は無い。
何故ならファンが6号をびっくりさせようと全て手作りしたものだから。
6号のメンバーをびっくりさせたどころか、デザイナーまでも驚愕させたファンの6号への愛情。
「永久に」では、ファンからシャボン玉が飛んだ。
中間ムービーを挟んで
うちわに感激したに違いない6号は「弱点」のサビで、もっと驚くことになる。
ステージ前の大集団がそろって振り付けをしているのだ。
サプライズの為に振り付けを考え、集まっては練習し、当日も早くから練習したと聞いた。
その時間とエネルギー。大きな愛情が全てステージ上に向けられていた。
なんて幸せなバンドだろう。
6号のメンバーがステージの上から「ありがとう」を届ける、客席のファンから「大好き」が送られる。
受け取った6号が最高のパフォーマンスをする、ファンは溢れる愛情をもっと6号へ向ける。
ラブラブだ!
『佐世保の中心で、愛をうたう』
私は、6号が愛を歌うのだと思っていた。
でも違った。確かに6号は愛を歌っていた。だが、みんなが愛を歌っている。発している。
「愛情って何?」聞かれたら私は応える、それはここにある。今ここにある。溢れる程ここにある。
大きな愛情は膨れ上がって、伝染する。
「ダンシング」では会場のほぼ全体が立ち上がり踊る光景を目の当たりにして皮膚がざわつく。
6号に乗せられて、音楽に乗せられて。雰囲気に感染して。
時間は瞬く間に過ぎて、6号は「ありがとう」を残してステージから去ってしまった。
ここでアンコールが・・・・・
しかし、そこに「アンコール」の言葉は無く、聞こえてきたのは「風」のサビ。
風を吹き飛ばすくらいに 僕らがあたためてあげるから
負けそう 泣きそう 悲しい時には またここへおいで
6号が居ないステージに向かって何度も繰り返し歌われる
それでもまだ6号は出てこない
5分を超えただろうか元気だったそろった声に疲れが聞き取れはじめた
出てきた!
nao(マツ)が片手を挙げてステージに出てきて歓声の中、ヴォーカルマイクを握る。
タツキが倒立前転で客席を湧かせてギターの位置につく。
柴ちゃんが「でんぐりがえし」で会場にもっと拍手と歓声を起こさせベースを抱える。
Qちゃんが前の二人に続いてゴロリ転がって観客は大喜び。ドラムスの位置につく。
ここに幸せなバンドが居る。
応援することで幸せになるファンが居る。
6号の輝くところを見せたいとサポートするスタッフが居る。
耳に瞳に焼き付けて、この光景を体で感じて。
この場に居る全ての人と時間を分かち合えた喜びが私の魂を揺さぶる。
「ずっと傍にいて」
メンバーの友人のウエディングの為につくられたというこの言葉が胸に響く。
ファンの傍に居る6号
6号の傍にいるファン
寄り添って胸打つ愛情を見せてくれる。
6号ロゴをデザインした女性がピアノでサポートしていた。
デザインしたロゴが会場にこれでもかと溢れている光景を、彼女はどう感じただろう。
ラストの曲「約束の場所」。私は我慢できずに跳ねた。ステージ端の暗幕の間で。
エンディングのムービーが会場に流れ、見終わった人々はロビーへ。
アンケートコーナーと物販コーナー、寄せ書きコーナーにも人が群がっていた。
心揺れ動かすことを「感動」の言葉で口にする。
その時感じたことを形にしたい人たちの熱が見えた。
6号と駆け抜けた2時間強。
誰も居なくなった客席とロビーに、愛情と興奮が見えない霧みたいに残っていた。
音楽って、人間って素晴らしい。
この日のパンフレットを繰り返し読み、思い出しては鼓動が早くなる。
しばらく「6号ウイルス」は日常生活を侵食して私の体の中を占領するだろう。
波が収まるまで、日常生活は蝕まれそうだ。
ほんとにもう、6号!大好きだ!